613号 大本営 終演

アガリスクエンターテイメント『発表せよ!大本営!』無事全日程終了いたしました。
千秋楽は平日昼のだったにも関わらず満員御礼。リピーターや口コミでご来場くださった方も多かったようで嬉しいですね。結果、9ステージで動員1000を越えるという大成功の公演となりました。ありがとうございました。
題材的にコメディに出来るのか?していいのか?受け入れてもらえるのか?というところもありましたが、結果として多くの人に届き、笑っていただき、考えていただけるよい作品になりました。
多くの資料が残っている時代・組織を題材にしているので明確なモデルのいる登場人物も多く、僕が演じた大本営海軍報道部の課長・平入大佐は当時の同職・平出秀夫がモデルでした。ビジュアル面ではかなり再現度が高くなりましたね。大本営発表の読み上げ方もお褒めいただけて嬉しかったなぁ。この平出大佐、原稿を読み上げるのは上手いけどアドリブに弱く嘘が苦手で顔に出まくる方だったらしく、実際ミッドウェー海戦の大本営発表を行った時には様子がおかしくて記者に突っ込まれまくったりしてたらしいです。そんなところもモデル準拠。同期にいじめられてたかはわかりませんが…。キャラクターもそうですが、ストーリー展開的にも史実に添う部分が多く、報道部が最初に提案した損害の数字だったり、エンタープライズとホーネットだと思ってたらヨークタウンだったり、時間稼ぎに別の発表を挟んでたりってのは事実ですね。大本営発表の後に報道課長がラジオ出演してるのも事実。海軍内の部署の確執や陸軍との張り合いもそう。そういった事実の点を結びつけるフィクションの線を引き、コメディとして描いたトミサカさんはお見事でした。これでもう少し筆が早ければなぁ…というのはまぁ置いといて。
という感じでつらつら書いてきましたが、
改めましてご来場いただきましてありがとうございました。アガリスクとしては次回は来年1月の国府台ダブルスでの『卒業式、実行』になりますかね。よろしくお願いします。
僕個人は11月のファルスシアター『コウト・イン・ザ・ネット』ということで、こちらもよろしくお願いします。
とりあえず一息つこう

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